2009-12-05

竹喬に寄せて

昨日、仕事の会合で天王寺の美術館に行った折、開催中の小野竹喬展(12月20日まで)を見ました。茜色の空や鮮やかな青空、明るい瀬戸内の島や海、雪をいただく山や木の枝、野の草花・・・自然への研ぎ澄まされた眼が捉えた自然の諸相を見たあと、美術館を出ると、鮮やかな銀杏や紅葉が目に飛び込んできました。そして、背後には、ほんのり茜色に染まった夕暮れの空と雲。それはまるで、先ほど見てきた竹喬さながらの色彩世界。思わず携帯カメラを向けましたが、竹喬の100分の1もその美を捉えられず・・・写真はお粗末ですが、竹喬がなぜひたすらあのような自然を追い続けたか、その秘密を思いがけず発見したような感動を覚えました。



写真は竹喬に遠く及ばずとも…
実際の空と木々は、竹喬の世界そのものでした
都会の真ん中で遭遇した自然美に感動


こんなとこにネコの置き物??
思わず近寄って確かめてしまったほど、不動の姿勢で目を閉じ座っていたネコ

ところで、大阪市のど真ん中、天王寺公園の中にあるこの美術館、正式には大阪市立美術館といいますが、私にはどうも、天王寺美術館、あるいは天王寺の美術館、という方がしっくりきます。大阪人の皆様、いかが思われますか

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