2011-05-10

トルコの旅・時間の旅

  • メルハバ(こんにちは)
  • ギュナイドゥン(おはよう) =牛ない丼
  • ティシキュレ(ありがとう) =ティシュくれ

パムッカレの石灰棚(世界遺産)
3月のトルコ旅行で覚えた、3つのトルコ語。ちょうど震災直後で、日本を気にしながらの旅になりましたが、トルコは感動的でした。その記録をまとめようと思いつつ、時が過ぎ、はや2ヶ月、、、これ以上経つと、さすがに記憶が薄れそうなので、心に浮かぶまま旅の印象をスクラップブッキングしておきます。

正味6日間で広い大地をぐるっと半周する、教皇もとい強行軍ツアーで、1日の半分はバスでの移動に費やしていましたが、旅の途上で見る雄大な風景も含め、行く先々で強い印象を受けました。アジアともヨーロッパとも違う、まさしくるつぼのような文明の軌跡は、とても一言では言い表せないもので、これからの探求のストックブックに、新しいページが加わったことに喜びを感じています。

カッパドキアの奇岩群(世界遺産)
何より圧倒されたのは、この地のもつ時間軸の長さ。木馬で有名なトロイは、トルコの地中海沿岸でした。ノアの洪水で有名なアララト山は、トルコ東部。ティグリス-ユーフラテス川の源流はトルコで、その流域の3分の1から4分の1はトルコ領内を流れている…等々、現地ガイド氏の話に、一同「ほぉ~…」。博物館に行けば、紀元前1万○千年などという年号が平気で出てきて、ヨーロッパの古典古代ごときはスーパーウルトラモダンに見えてくる。私は、紀元前4~5千年ぐらいまでは、何となく具体的にイメージできるのですが、万となると完全に範疇外。ただただ「恐れ入りましてございます」とひれ伏すばかりであります。

そして、私は、「時間の旅」が好きなのだと気づきました。特に古いものが好きなわけではありません。しかし、旅をするとき、空間の移動もさることながら、時間の移動を可能にしてくれる何かがあることが、私を惹き付けるのです。イタリアに惚れたのも、その時間軸の長さ―過去から現在に至る、あらゆる時代の時間が、流れ去らずに積み重なって、今もここにあると感じられたからでした。イタリアに行って、私の中の時間軸は一挙に広がりました。

ブルーモスク内部(世界遺産)
トルコは、その時間軸をさらに押し広げてくれました。そして、空間軸も広げてくれました。今まで東アジアと西ヨーロッパしかなかった、自分の経験地図に、中央アジアとイスラム世界が書き込まれました。イタリアは一生を通じて喜びの源泉であり続けるでしょうが、トルコもまた私に新しい版図を与えてくれたのです。

遊牧騎馬民族の文明、ギリシア・ローマ文明、キリスト教文明、イスラム文明、、、ありとあらゆる文明が交錯してきた、この地の来歴を知れば、人類はみな中央アジアを通った!とさえ思えるほど。キリスト教寺院として建立され、後にイスラム教のモスクとなり、革命後は博物館となったハギア・ソフィア(アヤソフィア)のような遺産は、この地ならではの存在でしょう。モザイクやアラベスクのような、まばゆく多彩な輝きを放つ美の数々も、この地を魅惑的なものにしています。これからじっくりと、トルコ(およびイスラム文化圏)を深追いしていきたいと思っています。

■旅のあしあと
3/12 KIX深夜発
3/13 イスタンブル着→ダーダネルス海峡→チャナッカレ→トロイ 遺跡→エイドルミット
3/14 →エフェソス(エフェス) 遺跡・アルテミス神殿→パムッカレ
3/15 パムッカレ 石灰棚、ヒエラポリス→コンヤ メヴラーナ博物館→カッパドキア
3/16 カッパドキア カイマクル(地下都市)、ギョレメ、ウチヒサール、ゼルベ(キノコ岩)→アンカラ
3/17 アンカラ アナトリア文明博物館、アタテュルク廟→イスタンブル
3/18 イスタンブル スルタンアフメットジャーミィ(ブルーモスク)、トプカプ宮殿、ハギア・ソフィア(アヤソフィア)、ガラタ橋、ボスフォラス海峡クルーズ、ドルマバフチェ宮殿
3/18 イスタンブル深夜発→3/19 KIX着

うーむ、見るからにスゴイ行程@_@。トルコは広く(面積は日本の約2倍)、1日の移動距離は400~700kmほどになります。パックツアーならではの強行軍ですが、面白いベテラン添乗員さんと現地スルーガイドさんのおかげで、スムーズな旅でした。パックツアーは、スケジュールの自由がきかず、しんどい面もありますが、荷物を自分で運ばなくていい、バスでどこでも連れて行ってくれる、などは、不慣れな土地への短期間の旅には、大変ありがたいものです。次は、どっぷりイスタンブル1週間、とか、ゆるりトルコ周遊2週間、とか、アララトに登るコアな旅、とか、もっと突っ込んだ旅をしてみたいものです。

【公演案内】Studio Cossi スマイルコンサートご案内

オカリナ奏者でもある韓国語の先生が、ご自身主宰のスタジオでミニコンサートをなさいます。

歌、オカリナに、ヘグム・ソヘグム(朝鮮半島の伝統的な弦楽器)という編成で、映画音楽や韓国の民謡など親しみやすい曲がラインナップ。みんなで韓国語の歌を歌ったり、韓国の絵本の読み聞かせなどもあり、なかなかバラエティに富んだ内容のようです。

スタジオ名のコッシ 꽃씨というのは、韓国語で花の種という意味。ここから幸せの種がたくさん花開くように、と願って付けたそうです。

ワンコインで気軽に参加できる、カジュアルでアットホームなコンサート。時間も1時間ぐらいで、子どもにも苦になりません。私は残念ながら仕事で行けませんが、興味を持たれた方、どうぞお出かけください。

コンサートのあとは、スタジオ隣(手前)の韓国料理店『ハルバン』でお食事をどうぞ。先生のご家族が経営されているお店で、サムギョプサル(豚の鉄板焼)が美味!店内もお洒落で、くつろげる雰囲気。カリッと香ばしくジューシーなサムギョプサルにマッコリ、たまりません。^_-☆

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■日時:2011年5月22日(日)
①13:00~ ②15:30~ (2回公演)

■場所:Studio Cossi (スタジオ・コッシ)
宝塚市小浜2-5-19(韓国料理店『ハルバン』奥 宝塚スポーツセンター近く)
Tel. 080-4246-0066(要事前申込み)

■プログラム
・クインテット ~NHK教育TVクインテット テーマ曲~
・ホールニューワールド ~映画『アラジン』より~
・ひまわりのロンド ~映画『崖の上のポニョ』より~
・The Whole Nine Yards ~映画『冷静と情熱のあいだ』より~
・チンドアリラン 진도아리랑 ~韓国民謡~
・コヒャンエ ポ(故郷の春) 고향의 봄 ~韓国民謡~

■演奏:金 一予(歌) 徐 香淑(オカリナ) 李 美香(ヘグム・ソヘグム)

■料金:500円
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2011-05-08

チェロことはじめ

チェロを始めました。今日が初レッスン。これまでピアノとクラリネットの演奏経験がありますが、弦楽器は初めてです。ヴァイオリンをはじめとして弦楽器は早期英才教育のイメージが強く、なんとなく敷居が高かったのですが、小6の姪が習いたいと言い出したのに触発され、一緒に始めることにしました。先週の体験レッスン以来、近年まれにまれにみるドキドキ、ワクワクぶり。期待と不安の入り混じる高揚感に、心身大いに活性化しています。

約1時間のグループレッスンを終えて、イスから立ち上がると、太ももの内側に微かな筋肉痛、そして意外に腹筋も使っていたのだなと実感。先生曰く、「チェロは全身運動なんですよ。」管楽器は当然のごとく腹筋を使いますが、チェロも膝に挟んで楽器を支えるなど、けっこう腹筋や下半身の筋肉を使うようです。チェロは座って演奏しますし、ヴァイオリンやヴィオラに比べて姿勢も自然なので、一見ラクそうに見えますが、あの大きな楽器を一定のフォームで保つということは、当然いろいろな筋肉を使っているわけですね。チェロの名手でもある友人kiyoria氏の「コアトレにもなる」という言葉は、本当だった!

弦楽器は、ピアノとも管楽器とも違って、自分と楽器との距離が直接的なような間接的なような、その両方を行き来するような感じで、とても新鮮。ピアノは、かなり客観的に楽器に向かい合う感じがしますし、管楽器は息で音をつくるので、楽器と体はかなり一体的です。弦楽器はそのどちらとも違う、独特の感触です。

今日は、ふだん使わない筋肉や意識を使った後ならではの、心地よい疲労感に包まれています。久しぶりに生の音楽に触れて、いろいろ思い出すこともあり、書きたいこともありますが、これからボチボチと。Buona notte!:-)