高麗滅亡からイ・ソンゲ(李成桂)の朝鮮建国、第3代太宗を経て第4代世宗大王まで、朝鮮王朝(李氏朝鮮)草創期を舞台にした大河ドラマ。親子、兄弟、親族…血を分けた者たちの権力をめぐる骨肉の争い。国のあり方をめぐる侃侃諤諤の激論。謀反、謀略、流血…。ほとんど色恋沙汰もなく、ひたすら戦闘と議論で159話に及ぶ長大なストーリーを牽引する力技は見事です。王位を目指し若い太子(異母弟バンソク)を殺し、自分に刃向かう者は徹底排除、父ソンゲにすら刃を向けるバンウォン(太宗)の苛烈なリーダーシップが圧巻。その後に聖君世宗大王(バンウォンの三男)の時代が来るのですね。15年ほど前のドラマですが、韓流大河時代劇の原点として、今なお不動の高評価を得ているようです。
■龍の涙 番組HP
http://ryunonamida.com/
http://www.bs4.jp/drama/dragon/
■出演者
김 무생 キム・ムセン(太祖イ・ソンゲ)
유 동군 ユ・ドングン(太宗イ・バンウォン)
김 흥기 キム・フンギ(チョン・ドジョン)
최 명길 チェ・ミョンギル(ミン氏/元敬王后)
김 영란 キム・ヨンナン(カン氏/神徳王后)
임 혁 イム・ヒョク(ハ・リュン)
他
■登場人物
태조 이성겨 太祖李成桂(テジョ イ・ソンゲ) 初代朝鮮王
태종 이방원 太宗李芳遠(テジョン イ・バンウォン) ソンゲの五男、第3代王
원경왕후 민씨 元敬王后閔氏(ウォンギョンワンフ ミンシ) バンウォンの妻
정종 이방과 定宗李芳果(チョンジョン イ・バングァ) ソンゲの次男、第2代王
정앙왕후 김씨 定安(チョンアン)王后金氏(定宗の妃)
신덕왕후 강씨 神徳(シンドク)王后康(カン)氏(ソンゲの2番目の妃)
의안대군 이방석 宜安大君李芳碩(ウィアンデグン イ・バンソク)
ソンゲの八男(母カン氏)、世子(王太子)→バンウォンが殺害
정 도전 チョン・ドジョン(鄭道傳) ソンゲの参謀→バンウォンが殺害
하 륜 ハ・リュン(河崙) バンウォンの参謀
이 숙번 イ・スクポン(バンウォンの腹心)
조 영무 チョ・ヨンム(バンウォンの腹心)
박 석명 パク・ソンミョン(バンウォンの腹心)
민 재 ミン・ジェ(ミン氏の父、バンウォンの義父)
민 무구 ミン・ムグ(ミン氏の弟、バンウォンの義弟)
민 무질 ミン・ムジル(ミン氏の弟、バンウォンの義弟)
조 준 チョ・ジュン(元老)
권 근 クォン・グン(元老)
선 석린 ソン・ソンニン(元老)
이 거이 イ・ゴイ(バンウォン派→批判派→流罪)
이 저 イ・ジョ(イ・ゴイの息子→流罪)
他多数
参考
http://kdrama.bake-neko.net/title/107014508.html
※ハングル初心者のため、不正確な箇所もあると思います。間違いがあれば、ご教示いただければ幸いです。
アモーレイタリア★Disney萌え大阪ラテン人ALBAのマイペースBlog。四十路の手習いで始めたチェロと海外ドラマが心の潤い。2018年秋に突如ハマったディズニーが元気のモトです。
2010-12-14
2010-12-13
姓と氏―なまえのはなし#3
韓国の姓が同族集団の呼称であるのに対して、日本の氏は「イエ」の呼称であり、同族であっても家が分かれると違う名を名乗ったりします。例えば、かつての藤原氏がその後、近衛、鷹司、九条、二条、一条などそれぞれの名を名乗ったように、必ずしも姓の継承には重きを置かなかったといえます。
※氏、姓、名字(苗字)は、厳密にはそれぞれ時代による変遷や既定のされ方の違いがあるようですが、ここでは詳細に立ち入らず、姓=一族の呼称、氏=家の呼称、名字=ファミリーネームとして使われているもの(姓でも氏でも)と考えておきます。
対して、韓国人の姓は父祖からの連綿たる系譜の証であり、さらに日本よりも強い儒教的伝統を考えると、先祖への忠孝意識はきわめて強いと考えられます。とすれば、姓を引き継いでいくことは、先祖代々の血統を引き継いでいくということであり、子孫としての最大の務めでもあるともいえます。そう考えると、日本統治下にお ける創氏改名という政策の狙いは何であったか、それが姓や本貫に強い思い入れをもつ当地の人々のメンタリティにどう作用したか、ということが見えて きます。そのねらいは、朝鮮半島の人々に日本風の名を名乗らせて同化するというようなことではなく、日本的「イエ」制度を導入することで朝鮮の伝統的な家族・親族制度を改編し、姓と本貫を同じ くする一族郎党によって形成される宗族集団―時に強力な結束を発揮する―の解体および弱体化をはかるものであった、と(水野直樹 『創氏改名』)。だからこそ、「改姓」でなく「創氏(氏を創る)」だったのですね。また、義務であった「創氏」に対し、「改名」(ファーストネームの変更)は任意であったということです。
こうした圧力にさらされた当地の人々は、どのように対応したのか。多くの人が(不本意ながらも)創氏を行ったのですが、その際、もとの姓の一部を取り入れたり(ex. 金→金田、金山、金本など)、本貫を氏にしたり(ex. 豊川李氏→豊川、檜山黄氏→檜山など)、姓と本貫を組み合わせて氏を創ったりして、何とか先祖との繋がりを保持し、先祖に背くようなことならぬよう苦慮したようです。これらの問題について は、下の本が参考になります。詳しく知りたい方は、ご一読ください。
参考図書
→ #1(どこのキムさん?姓と本貫) を読む
→ #2(韓国夫婦別姓事情) を読む
※氏、姓、名字(苗字)は、厳密にはそれぞれ時代による変遷や既定のされ方の違いがあるようですが、ここでは詳細に立ち入らず、姓=一族の呼称、氏=家の呼称、名字=ファミリーネームとして使われているもの(姓でも氏でも)と考えておきます。
対して、韓国人の姓は父祖からの連綿たる系譜の証であり、さらに日本よりも強い儒教的伝統を考えると、先祖への忠孝意識はきわめて強いと考えられます。とすれば、姓を引き継いでいくことは、先祖代々の血統を引き継いでいくということであり、子孫としての最大の務めでもあるともいえます。そう考えると、日本統治下にお ける創氏改名という政策の狙いは何であったか、それが姓や本貫に強い思い入れをもつ当地の人々のメンタリティにどう作用したか、ということが見えて きます。そのねらいは、朝鮮半島の人々に日本風の名を名乗らせて同化するというようなことではなく、日本的「イエ」制度を導入することで朝鮮の伝統的な家族・親族制度を改編し、姓と本貫を同じ くする一族郎党によって形成される宗族集団―時に強力な結束を発揮する―の解体および弱体化をはかるものであった、と(水野直樹 『創氏改名』)。だからこそ、「改姓」でなく「創氏(氏を創る)」だったのですね。また、義務であった「創氏」に対し、「改名」(ファーストネームの変更)は任意であったということです。
こうした圧力にさらされた当地の人々は、どのように対応したのか。多くの人が(不本意ながらも)創氏を行ったのですが、その際、もとの姓の一部を取り入れたり(ex. 金→金田、金山、金本など)、本貫を氏にしたり(ex. 豊川李氏→豊川、檜山黄氏→檜山など)、姓と本貫を組み合わせて氏を創ったりして、何とか先祖との繋がりを保持し、先祖に背くようなことならぬよう苦慮したようです。これらの問題について は、下の本が参考になります。詳しく知りたい方は、ご一読ください。
参考図書
→ #1(どこのキムさん?姓と本貫) を読む
→ #2(韓国夫婦別姓事情) を読む
韓国夫婦別姓事情―なまえのはなし#2
韓国は伝統的に夫婦別姓の国として知られていますが、これは現代的な意味での男女同権によるものではなく、彼らが父系血統の継承を非常に重視することによります。韓国では基本的に、男系の姓が継承されてきました。つまり子どもは、父母の姓のうち父親の姓を受け継ぎます。そして、父から受け継いだ姓と本貫は出自の証であり、基本的に一生変わることはありません。結婚して も、離婚しても、再婚しても変わらないのです。まさにアイデンティティの象徴といえるかもしれません。とすれば、やや誇張的かもしれませんが、名前が変わるということはある意味で別人になるに等しいようなことであり、それゆえに名前を変えることへの心理的抵抗は日本人よりもはるかに強いのであろうと考えられます。
ひるがえって、日本では結婚や離婚、養子縁組などで名前はいくらでも変わります。結婚すればたいてい男性側の氏を選択することになる日本女性からすれば、結婚だの離婚だのでいちいち名前が変わらなければ諸々の名義変更の煩わしさがなくていいなと思いきや、そう単純な話ではないわけで、件のガイド嬢ナさん(#1参照)曰く、父と子の姓が違う場合など事情が複雑なのだ、と。例えば、女性が離婚し子連れで再婚すると、父・母・子全員の姓が違うことがあり得るのですが、そうすると父子は血のつながりがなく、母には離婚歴があることが一目瞭然になる。あるいは、母の姓を名乗っていると、父のいない子(未婚の母の子)と知れてしまい、様々な偏見にさらされることになってしまう、というのです。
ちょっと脱線しますが、「怪しい三兄弟」というドラマの中で、未婚の母であるオム・チョンナン(ト・ジウォン)が息子ジョンナムのことを、「あの子には名字もない。ジョンナムに立派な父親をつくってやりたい」と不憫がる場面がありました。あえて母である自分の戸籍に入れずに今まできた―つまりジョンナムは無戸籍―ということで、それってちょっとマズいんじゃ…と思うわけですが、子どもが受けるであろう偏見を考えると、そうせざるを得なかったという親心の表れなのでしょう。それだけに、いつかわが子に立派な父親を、との思いは強 く、超弩級の嘘つきでモラルゼロのお騒がせ女チョンナンも、息子がバカにされたりないがしろにされると、相手が誰であれ絶対に黙っていません。紆余曲折を経て、チョンナンは三兄弟の長男キム・コンガン(アン・ネサン)と無事結婚、子どもは晴れてキム・ジョンナムになります。キム・コンガン、オム・チョンナン、そしてキム・ジョンナムの3人が1つの戸籍に登録された証明書を見て、孤児院育ちで家族と縁のなかったチョンナンが思わず涙ぐむシーンには、ホロリとさせられました。
また、かの「冬ソナ」(いちおう見た)では、主人公カン・ジュンサン(ペ・ヨンジュン)の母カン・ミヒ(ソン・オクスク)が、交通事故で記憶喪失になったチュンサンに偽りの記憶をインプットしてまで別人イ・ミニョンに仕立てるわけですが、そこには未婚のまま私生児としてチュンサンを生んだことへの後ろめたさがあり、(自分とは違う姓を持つ「イ・ミニョン」にすることで)チュンサンに父親を与えてやりたかった、というくだりがありました。いくらなんでもそれはやりすぎやろ、というツッコミはさておき、伝統的に夫婦別姓を旨とするこの国で、子どもが父親の姓を名乗れない場合に社会の中で受けざるを得ない有言無言の圧力の大きさを物語っているようで、「怪しい~」のチョンナン&ジョンナムの話ともども興味深いエピソードでした。韓国でも離婚や未婚が増えているとはいえ、日本に比べればまだまだ世間の風当たりが強く、当事者にとってかなりデリケートな問題のようです。
なお、これもナさんに聞いたのですが、近年、法律が改正され、子は父母どちらの姓を名乗ることもできるようになったとのこと。また、場合によっては姓を変えることも可能になったようです。実際にどのぐらいの割合で母方の姓が継承されているかは知りませんが、何よりも重んじられてきた男系の系譜に対し、女系はほとんど重んじられることがなかったことを考えると、これは韓国の強力な家父長制の変容を象徴する動きといえるのでしょう。
参考
http://www.konest.com/data/korean_life_detail.html?no=1634
→ #1(どこのキムさん?姓と本貫) を読む
ひるがえって、日本では結婚や離婚、養子縁組などで名前はいくらでも変わります。結婚すればたいてい男性側の氏を選択することになる日本女性からすれば、結婚だの離婚だのでいちいち名前が変わらなければ諸々の名義変更の煩わしさがなくていいなと思いきや、そう単純な話ではないわけで、件のガイド嬢ナさん(#1参照)曰く、父と子の姓が違う場合など事情が複雑なのだ、と。例えば、女性が離婚し子連れで再婚すると、父・母・子全員の姓が違うことがあり得るのですが、そうすると父子は血のつながりがなく、母には離婚歴があることが一目瞭然になる。あるいは、母の姓を名乗っていると、父のいない子(未婚の母の子)と知れてしまい、様々な偏見にさらされることになってしまう、というのです。
ちょっと脱線しますが、「怪しい三兄弟」というドラマの中で、未婚の母であるオム・チョンナン(ト・ジウォン)が息子ジョンナムのことを、「あの子には名字もない。ジョンナムに立派な父親をつくってやりたい」と不憫がる場面がありました。あえて母である自分の戸籍に入れずに今まできた―つまりジョンナムは無戸籍―ということで、それってちょっとマズいんじゃ…と思うわけですが、子どもが受けるであろう偏見を考えると、そうせざるを得なかったという親心の表れなのでしょう。それだけに、いつかわが子に立派な父親を、との思いは強 く、超弩級の嘘つきでモラルゼロのお騒がせ女チョンナンも、息子がバカにされたりないがしろにされると、相手が誰であれ絶対に黙っていません。紆余曲折を経て、チョンナンは三兄弟の長男キム・コンガン(アン・ネサン)と無事結婚、子どもは晴れてキム・ジョンナムになります。キム・コンガン、オム・チョンナン、そしてキム・ジョンナムの3人が1つの戸籍に登録された証明書を見て、孤児院育ちで家族と縁のなかったチョンナンが思わず涙ぐむシーンには、ホロリとさせられました。
また、かの「冬ソナ」(いちおう見た)では、主人公カン・ジュンサン(ペ・ヨンジュン)の母カン・ミヒ(ソン・オクスク)が、交通事故で記憶喪失になったチュンサンに偽りの記憶をインプットしてまで別人イ・ミニョンに仕立てるわけですが、そこには未婚のまま私生児としてチュンサンを生んだことへの後ろめたさがあり、(自分とは違う姓を持つ「イ・ミニョン」にすることで)チュンサンに父親を与えてやりたかった、というくだりがありました。いくらなんでもそれはやりすぎやろ、というツッコミはさておき、伝統的に夫婦別姓を旨とするこの国で、子どもが父親の姓を名乗れない場合に社会の中で受けざるを得ない有言無言の圧力の大きさを物語っているようで、「怪しい~」のチョンナン&ジョンナムの話ともども興味深いエピソードでした。韓国でも離婚や未婚が増えているとはいえ、日本に比べればまだまだ世間の風当たりが強く、当事者にとってかなりデリケートな問題のようです。
なお、これもナさんに聞いたのですが、近年、法律が改正され、子は父母どちらの姓を名乗ることもできるようになったとのこと。また、場合によっては姓を変えることも可能になったようです。実際にどのぐらいの割合で母方の姓が継承されているかは知りませんが、何よりも重んじられてきた男系の系譜に対し、女系はほとんど重んじられることがなかったことを考えると、これは韓国の強力な家父長制の変容を象徴する動きといえるのでしょう。
参考
http://www.konest.com/data/korean_life_detail.html?no=1634
→ #1(どこのキムさん?姓と本貫) を読む
→ #3(姓と氏) を読む
どこのキムさん?姓と本貫―なまえのはなし#1
金(김/キム)、李(이/イ)、朴(박/パク)の3大姓で4割以上、これに崔(최/チェ)、鄭(정/チョン)を加えた5大姓で過半数―これだけ同姓が多いと、「姓」だけではほとんど識別のサインになりません。そこで、キムさんなら「どこのキムさん?」ということが問題になるわけで、これを示すのが「本貫」です。たいてい一族発祥の地が本貫となっており、同じ金姓でも「金海金氏(김해김씨)」と「安東金氏(안동김씨)」は別の一族です。
※金海(김해、キメ)=慶尚南道・釜山の近く 安東(안동、アンドン)=慶尚北道
よく、韓国では同姓同士の結婚ができないといわれるのは、同姓同本(姓と本貫が同じ)の場合です。同姓同本の結婚禁止は近年、法律上は撤廃されたそうですが、やはり慣習としては抵抗があるようで、2年前の韓国旅行で4泊5日の行程を共にしてくれたスルーガイド嬢の話では、憎からず思う相手に出会ったらまず名前を聞く(∵同姓同本だと困る)ということでした。彼女の姓は「羅(나/ナ)」でしたが、これは韓国では少ない姓で、同姓同本の可能性が高いから、「いいなと思う男性がいたとして、その人の名字が羅だったら、その瞬間にエンド(つまり、ハナから始まらない)」と言ってました。
ナさんの場合、母集団が少ない分シンプルかもしれませんが、キムさんやイさんなら本貫まできかないと分からないですね。ドラマ「マイ・スイート・ソウル」で、主人公オ・ウンス(チェ・ガンヒ)の恋人キム・ヨンス(イ・ソンギュン)が、彼女の父親に「どこのキム氏か?」とたずねられ、「キメ(金海)です」と答える場面がありました。(実はヨンスは訳ありの過去をもつ人で、本当は別人だと後で判明する。)この2人は「オ」と「キム」なので同姓同本の心配はないですが、例えばキムさん同士なら、最初の出合いの時に本貫も確かめ合うのかどうか?実際のところは分かりませんが、結婚を意識するとなればきっと確認するのでしょうね。
→ #2(韓国夫婦別姓事情) を読む
※金海(김해、キメ)=慶尚南道・釜山の近く 安東(안동、アンドン)=慶尚北道
よく、韓国では同姓同士の結婚ができないといわれるのは、同姓同本(姓と本貫が同じ)の場合です。同姓同本の結婚禁止は近年、法律上は撤廃されたそうですが、やはり慣習としては抵抗があるようで、2年前の韓国旅行で4泊5日の行程を共にしてくれたスルーガイド嬢の話では、憎からず思う相手に出会ったらまず名前を聞く(∵同姓同本だと困る)ということでした。彼女の姓は「羅(나/ナ)」でしたが、これは韓国では少ない姓で、同姓同本の可能性が高いから、「いいなと思う男性がいたとして、その人の名字が羅だったら、その瞬間にエンド(つまり、ハナから始まらない)」と言ってました。
ナさんの場合、母集団が少ない分シンプルかもしれませんが、キムさんやイさんなら本貫まできかないと分からないですね。ドラマ「マイ・スイート・ソウル」で、主人公オ・ウンス(チェ・ガンヒ)の恋人キム・ヨンス(イ・ソンギュン)が、彼女の父親に「どこのキム氏か?」とたずねられ、「キメ(金海)です」と答える場面がありました。(実はヨンスは訳ありの過去をもつ人で、本当は別人だと後で判明する。)この2人は「オ」と「キム」なので同姓同本の心配はないですが、例えばキムさん同士なら、最初の出合いの時に本貫も確かめ合うのかどうか?実際のところは分かりませんが、結婚を意識するとなればきっと確認するのでしょうね。
→ #2(韓国夫婦別姓事情) を読む
2010-12-11
人名で覚えるハングル―「千秋太后」編
「名前で覚えるハングル」シリーズ。時代劇は登場人物が多く、キャプションで名前が表示されるので、ハングル学習に最適です。ドラマを見ながら、役者や登場人物の名前をチェックし、そのつど書き取る、というのを実行中です。(1話見るのに異様に時間がかかる・・・)今回は、10世紀の高麗を舞台にした長編「千秋太后」。
ファンボ・ス(皇甫壽)こと千秋太后は、高麗建国者太祖王建(テジョ ワンゴン)の孫で、第5代景宗の妃、第6代成宗の妹、第7代穆宗の母で摂政でもありした。史実では、景宗の死後キム・チヤン(後に反乱を起こす)と関係を持ち、二人の間に生まれた子を王位につけようと穆宗を暗殺しようとしたとされ、権力欲に取りつかれた妖婦・姦婦として歴史に名をとどめているそうですが、その千秋太后を新しい解釈で描いたものです。儒教を国是とした朝鮮王朝と違い、高麗では女性の地位がもっと高かったという視点から、ドラマでは、何よりも高麗の国力強化を願い、どこまでも大高麗の理想に己を捧げた女傑として彼女を描写。後代の儒者による不当な貶めもあっただろうという立場に立った光の当て方をしています。しばしば登場する反儒教派(崇仏派)と親儒教派(廃仏派)の対立も興味深い(スも兄の成宗とこの点で対立)。今では韓国と言えば儒教というイメージですが、導入・定着までにはやはり賛否両論あったのですね。キム・チヤンとの恋愛の顛末が「うーん、単に男を見る目がなかっただけでは…」という感じで、私としてはどうもイマイチ感が否めないのですが、ともあれ馬を駆り、武器をふるい、居並ぶ猛者に檄を飛ばす彼女の剛腕ぶりは、朝鮮王朝モノでは不可能な設定であろうなと思います。チャミ夫人@海神といい千秋太后といい、チェ・シラはこの手のつよ~い&コワ~イ強面女をやらせたら右に出るものがいませんなあ。
■千秋太后(チョンチュテフ) 番組HP
http://www.bs-asahi.co.jp/chonchutefu/
http://www.kbsworld.ne.jp/drama/detail.php?cno=236
■出演者 ※( )は役名
채 시라 チェ・シラ(ファンボ・ス/千秋太后)
김 석훈 キム・ソックン(キム・チヤン)
최 재성 チェ・ジェソン(カン・ジョ)
이 덕화 イ・ドックァ(カン・ガムチャン:高麗の重臣・名将)
심 햬진 シム・ヘジン(蕭太后)
김 명수 キム・ミョンス(成宗:高麗第6代王)
문 정희 ムン・ジョンヒ(成宗の妃/延興[ヨヌン]宮主)
김 병기 キム・ビョンギ(延興宮主の父)
임 혁 イム・ヒョク(ソ・ヒ)
■登場人物
황보 수/천추대후 ファンボ・ス(皇甫壽)/千秋太后(チョンチュテフ)
김 치양 キム・チヤン(金致陽)
강 조 カン・ジョ(康兆)
강 감찬 カン・ガムチャン(姜邯贊)
목종 穆宗(モクチョン:高麗第7代王)
현종 顕宗(ヒョンジョン:高麗第8代王)
최 항 チェ・ハン
대 도수 テ・ドス
양 규 ヤン・ギュ
김 숙훙 キム・スクン
유 방 ユ・バン
최 질 チェ・ジル
김 훈 キム・フン
하 공진 ハ・ゴンジン
지 채문 チ・チェムン
유 종 ユ・ジョン
왼 종석 ウォン・ジョンソク
진간 チングァン(津寛:僧侶)
채 충손 チェ・チュンスン
최 원신 チェ・ウォンシン
김 심언 キム・シモン
황보 유외 ファンボ・ユイ
최 숙 チェ・スク
문 인위 ムン・イニ
조 선 チョ・ソン
탁 사정 タク・サジョン
이 현운 イ・ヒョヌン
안 패 アン・ペ
독 연 トギョン
모블라 モブルラ
중주궁주 忠州宮主(チュンジュクンチュ)
김 종현 キム・ジョンヒョン
성종 成宗(ソンジョン:遼[契丹]第6代皇帝)
소태후 蕭太后(ソテフ:契丹成宗の母)
한 덕양 ハン・ドギャン(韓德讓:ソ太后の腹心)
※ハングル初心者のため、不正確な箇所もあると思います。間違いがあれば、ご教示いただければ幸いです。
ファンボ・ス(皇甫壽)こと千秋太后は、高麗建国者太祖王建(テジョ ワンゴン)の孫で、第5代景宗の妃、第6代成宗の妹、第7代穆宗の母で摂政でもありした。史実では、景宗の死後キム・チヤン(後に反乱を起こす)と関係を持ち、二人の間に生まれた子を王位につけようと穆宗を暗殺しようとしたとされ、権力欲に取りつかれた妖婦・姦婦として歴史に名をとどめているそうですが、その千秋太后を新しい解釈で描いたものです。儒教を国是とした朝鮮王朝と違い、高麗では女性の地位がもっと高かったという視点から、ドラマでは、何よりも高麗の国力強化を願い、どこまでも大高麗の理想に己を捧げた女傑として彼女を描写。後代の儒者による不当な貶めもあっただろうという立場に立った光の当て方をしています。しばしば登場する反儒教派(崇仏派)と親儒教派(廃仏派)の対立も興味深い(スも兄の成宗とこの点で対立)。今では韓国と言えば儒教というイメージですが、導入・定着までにはやはり賛否両論あったのですね。キム・チヤンとの恋愛の顛末が「うーん、単に男を見る目がなかっただけでは…」という感じで、私としてはどうもイマイチ感が否めないのですが、ともあれ馬を駆り、武器をふるい、居並ぶ猛者に檄を飛ばす彼女の剛腕ぶりは、朝鮮王朝モノでは不可能な設定であろうなと思います。チャミ夫人@海神といい千秋太后といい、チェ・シラはこの手のつよ~い&コワ~イ強面女をやらせたら右に出るものがいませんなあ。
■千秋太后(チョンチュテフ) 番組HP
http://www.bs-asahi.co.jp/chonchutefu/
http://www.kbsworld.ne.jp/drama/detail.php?cno=236
■出演者 ※( )は役名
채 시라 チェ・シラ(ファンボ・ス/千秋太后)
김 석훈 キム・ソックン(キム・チヤン)
최 재성 チェ・ジェソン(カン・ジョ)
이 덕화 イ・ドックァ(カン・ガムチャン:高麗の重臣・名将)
심 햬진 シム・ヘジン(蕭太后)
김 명수 キム・ミョンス(成宗:高麗第6代王)
문 정희 ムン・ジョンヒ(成宗の妃/延興[ヨヌン]宮主)
김 병기 キム・ビョンギ(延興宮主の父)
임 혁 イム・ヒョク(ソ・ヒ)
■登場人物
황보 수/천추대후 ファンボ・ス(皇甫壽)/千秋太后(チョンチュテフ)
김 치양 キム・チヤン(金致陽)
강 조 カン・ジョ(康兆)
강 감찬 カン・ガムチャン(姜邯贊)
목종 穆宗(モクチョン:高麗第7代王)
현종 顕宗(ヒョンジョン:高麗第8代王)
최 항 チェ・ハン
대 도수 テ・ドス
양 규 ヤン・ギュ
김 숙훙 キム・スクン
유 방 ユ・バン
최 질 チェ・ジル
김 훈 キム・フン
하 공진 ハ・ゴンジン
지 채문 チ・チェムン
유 종 ユ・ジョン
왼 종석 ウォン・ジョンソク
진간 チングァン(津寛:僧侶)
채 충손 チェ・チュンスン
최 원신 チェ・ウォンシン
김 심언 キム・シモン
황보 유외 ファンボ・ユイ
최 숙 チェ・スク
문 인위 ムン・イニ
조 선 チョ・ソン
탁 사정 タク・サジョン
이 현운 イ・ヒョヌン
안 패 アン・ペ
독 연 トギョン
모블라 モブルラ
중주궁주 忠州宮主(チュンジュクンチュ)
김 종현 キム・ジョンヒョン
성종 成宗(ソンジョン:遼[契丹]第6代皇帝)
소태후 蕭太后(ソテフ:契丹成宗の母)
한 덕양 ハン・ドギャン(韓德讓:ソ太后の腹心)
※ハングル初心者のため、不正確な箇所もあると思います。間違いがあれば、ご教示いただければ幸いです。
人名で覚えるハングル―韓国5大姓
「ウルトラマン」のキャラクター@ハングル表記を日本語と対照させてハングルを覚えた人がいる、という話を知人から聞いたことがありますが、私は人名でチャレンジ中。最近はドラマのクレジットや人名キャプションが出てくる度に、いちいち一時停止して確認してます。
■韓国5大姓
さて、韓国人の姓といえば、何といってもキム、イ、パク。あと、チェやチョンも多いなあ、というところでしょう。実際、この5つで国民の過半数を占めるそうなので、これらのハングルが分かるだけでも、俳優やタレントの名前が解読できる確率大幅アップ。ということで、韓国5大姓のハングル表記を。
※( )は英語表記。必ずしも固定されているわけではなく、姓によってはけっこう表記の揺れがあるようです。
1. 金 김 キム(Kim)
2. 李 이 イ(Lee)
3. 朴 박 パク(Park)
4. 崔 최 チェ(Choi)
5. 鄭 정 チョン(Jeong/Chung/Jung)
上記の中でも金・李・朴のトップ3だけで実に4割以上を占め、特に金はダントツです。これだけ同じ姓をもつ人が多いので、基本的に苗字で呼び合う習慣はなく、親しい間柄ならファーストネームで、フォーマルな場面ではフルネーム(さんづけ)で呼ぶのが普通のようです。ドラマを見ていると、人を叱りつける時などもよくフルネーム(呼び捨て)を使っています。
なお、李は、韓国では「イ(이)」、北朝鮮では「リ(리)」と発音するそうです。もともとは「リ」だったのが、1960年代ごろから韓国では「イ」になってきたとか。いずれにしても、英語では Lee と表記されます。ちなみに李は、中国でも最多の姓らしく、漢字文化圏はもとより世界的に見ても多い姓だということです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E6%B0%8F
以下、6位以降。
6. 姜 강 カン(Gang)
7. 趙 조 チョ(Jo)
8. 尹 윤 ユン(Yun)
9. 張 장 チャン(Jang)
10.林 임 イム(Lim)
李と同様、林ももともとは「リム(림)」、北朝鮮では今も「リム」と読み、英語表記はオリジンを踏襲して Lim だそうです。
■名前の呼び方
日本語の「~さん」にあたる「~씨(シ)」という言葉は、ファーストネームまたはフルネームつけるのはOKですが、ファミリーネームだけにつけるのはNG。「姓+씨(シ)」という表現は、大変失礼にあたるそうです。日本の感覚でついうっかり「苗字+さん」というと、相手の心証を害してしまうので要注意!
例)이영애(イ・ヨンエ)の場合
이영애씨(イ・ヨンエシ)→OK :-) 영애씨(ヨンエシ)→OK :-) 이씨(イシ)→NG!!! :-(
<参考>
http://www.katch.ne.jp/~antena/koreaseisi.htm
http://kajiritate-no-hangul.com/myouji.html
■韓国5大姓
さて、韓国人の姓といえば、何といってもキム、イ、パク。あと、チェやチョンも多いなあ、というところでしょう。実際、この5つで国民の過半数を占めるそうなので、これらのハングルが分かるだけでも、俳優やタレントの名前が解読できる確率大幅アップ。ということで、韓国5大姓のハングル表記を。
※( )は英語表記。必ずしも固定されているわけではなく、姓によってはけっこう表記の揺れがあるようです。
1. 金 김 キム(Kim)
2. 李 이 イ(Lee)
3. 朴 박 パク(Park)
4. 崔 최 チェ(Choi)
5. 鄭 정 チョン(Jeong/Chung/Jung)
上記の中でも金・李・朴のトップ3だけで実に4割以上を占め、特に金はダントツです。これだけ同じ姓をもつ人が多いので、基本的に苗字で呼び合う習慣はなく、親しい間柄ならファーストネームで、フォーマルな場面ではフルネーム(さんづけ)で呼ぶのが普通のようです。ドラマを見ていると、人を叱りつける時などもよくフルネーム(呼び捨て)を使っています。
なお、李は、韓国では「イ(이)」、北朝鮮では「リ(리)」と発音するそうです。もともとは「リ」だったのが、1960年代ごろから韓国では「イ」になってきたとか。いずれにしても、英語では Lee と表記されます。ちなみに李は、中国でも最多の姓らしく、漢字文化圏はもとより世界的に見ても多い姓だということです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E6%B0%8F
以下、6位以降。
6. 姜 강 カン(Gang)
7. 趙 조 チョ(Jo)
8. 尹 윤 ユン(Yun)
9. 張 장 チャン(Jang)
10.林 임 イム(Lim)
李と同様、林ももともとは「リム(림)」、北朝鮮では今も「リム」と読み、英語表記はオリジンを踏襲して Lim だそうです。
■名前の呼び方
日本語の「~さん」にあたる「~씨(シ)」という言葉は、ファーストネームまたはフルネームつけるのはOKですが、ファミリーネームだけにつけるのはNG。「姓+씨(シ)」という表現は、大変失礼にあたるそうです。日本の感覚でついうっかり「苗字+さん」というと、相手の心証を害してしまうので要注意!
例)이영애(イ・ヨンエ)の場合
이영애씨(イ・ヨンエシ)→OK :-) 영애씨(ヨンエシ)→OK :-) 이씨(イシ)→NG!!! :-(
<参考>
http://www.katch.ne.jp/~antena/koreaseisi.htm
http://kajiritate-no-hangul.com/myouji.html
2010-12-09
基本のあいさつ
●안넝하세요? - 네, 안녕하세요. (アンニョンハセヨ? - ネー、アンニョンハセヨ)
●안녕하심니까? - 네, 안녕하세요. (アンニョンハシmニカ? - ネー、アンニョンハセヨ)
안넝=安寧
朝昼夜、時間を気にせずいつでも使える基本のあいさつ。下は、より改まった(硬い)表現。どちらの表現で尋ねられても、答える時は 안녕하세요.
●저는 ~ 입니디. (チョヌン ~ イmニダ) 私は ~ です。
저=私 는=~は(助詞) 입니디=~です
日本語と文法が似てるって、ホントにありがたい。
●감사합니가. (カmサハmニダ) ありがとうございます。
감사=感謝
●네/아뇨 (ネー/アニョ) yes/no
時代劇などでよく耳にする「예(イェー)=はい」というのは、少々かしこまった表現?のようです。
●안녕하심니까? - 네, 안녕하세요. (アンニョンハシmニカ? - ネー、アンニョンハセヨ)
안넝=安寧
朝昼夜、時間を気にせずいつでも使える基本のあいさつ。下は、より改まった(硬い)表現。どちらの表現で尋ねられても、答える時は 안녕하세요.
●저는 ~ 입니디. (チョヌン ~ イmニダ) 私は ~ です。
저=私 는=~は(助詞) 입니디=~です
日本語と文法が似てるって、ホントにありがたい。
●감사합니가. (カmサハmニダ) ありがとうございます。
감사=感謝
●네/아뇨 (ネー/アニョ) yes/no
時代劇などでよく耳にする「예(イェー)=はい」というのは、少々かしこまった表現?のようです。
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