2009-10-29

イタリアの公務員改革

職場で過去の新聞をチェックしていたら、こんな記事を見つけました。  
イタリア:公務員給与 国民監視で格差導入へ…行政刷新相  
(2009年10月18日付毎日新聞) 

レナート・ブルネッタ行政改革担当相による公務員制度改革、なかなか好評のようです。
「まだだ。まだ終わらんよ」イタリア行政改革担当相の公務員改革は本気

>「公務員のサボりは許しません」という彼の強行な姿勢が功を成し、
>就任3ヶ月後の調査では、国家公務員の病欠が37%減り、
>「ブルネッタ効果」と評判になった。

この「病欠」の実態がどのようなものか、イタリアの休暇制度について知らないので、わかりませんが、ヨーロッパ諸国ではいわゆる有給休暇とは別に、(取得日数に制限のない?)病欠があり、風邪などの場合は(有給でなく)病欠を取る、というような話を聞いたことがあります。そうだとすれば、この「病欠」制度を悪用してズル休みする人が多かった、ということなのでしょうか。それにしても、37%減とは…!

スローな仕事ぶりは公務員も民間も大差なさそうですが、税金から給与が出ている分、公務員に対する国民の目はより厳しくなるのでしょう。近年、日本の役所が窓口対応なども非常に丁寧かつスムーズになっていることを考えると、日本のお役所って世界一では、と思えてきます。

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